【鎌倉殿の13人】畠山重忠の館と伝わる「菅谷館」~文献史料と発掘調査成果から探究する
概要埼玉県のほぼ中央の比企郡嵐山町に2022年(令和4年)のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13」で中川大志が熱演した畠山重忠の館と伝わる「菅谷館(すがややかた)」かある。菅谷館への交通アクセスは東武東上本線の武蔵嵐山(むさしらんざん)駅西口から...
概要埼玉県のほぼ中央の比企郡嵐山町に2022年(令和4年)のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13」で中川大志が熱演した畠山重忠の館と伝わる「菅谷館(すがややかた)」かある。菅谷館への交通アクセスは東武東上本線の武蔵嵐山(むさしらんざん)駅西口から...
12世紀末の平安末期、軍事貴族ながらも伊豆在住の一介の流人に過ぎなかった源頼朝が、一代にて鎌倉武家政権の棟梁こと初代・鎌倉殿になった最大の理由は、当時の中央政権たる京都朝廷、その中枢を占めていた平清盛を総帥とする平氏一族の独占政治体制に大...
畠山重忠とは 2022年(令和4年)のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13」で中川大志が演じている畠山重忠は、平安時代末期から鎌倉時代初期の武将で、鎌倉幕府の有力御家人として活躍した。畠山重忠は武勇だけではなく、音楽の才能もあり、その人柄は清廉潔...
北条氏邸跡の概要 静岡県伊豆の国市の守山にある「史跡北条氏邸跡(円成寺跡)」(以下、「北条氏邸跡」という)は北条氏の館と、鎌倉幕府滅亡後に北条氏の菩提(ぼだい)を弔うために建立された円成寺(えんじょうじ)からなる複合遺跡である。2022年(...
概要 北条義時が主人公の2022年(令和4年)のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年7月3日(日)の第26回「悲しむ前に」で源頼朝が謎の死を遂げて前半が終わった。「鎌倉殿の13人」の後半は北条義時と御家人たちの間でパワーゲームが展...
1180年(治承4年)10月、東国武士団(坂東武士たち)の支持によって鎌倉にて武家政権を確立した源頼朝(鎌倉殿)が、いわゆる源平合戦(治承・寿永の乱)で、自身の異母弟・源範頼と源義経の両武将を代官(代理総大将)として西国へ派遣、宿敵である...
世の中には、組織の後方に在って「内務・庶務」を取り仕切るようなバックアップ(後方支援)を得意とする官僚的および政権運営に通じた人物、そして一方では、現場で縦横無尽な働きをして自勢力の拡大に貢献することに長じる将官型のような現場向きの人物も...
概要 神奈川県秦野市は神奈川県央の西部に位置し、東・北・西の三方を丹沢山塊の山々に囲まれた盆地である。この地に平安時代末期から鎌倉時代にかけて勢力を誇ったのが、2022年(令和4年)NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも登場している波多野氏...
概要 東海道線湯河原駅から徒歩5分ほどの所に万年山城願寺(湯河原町堀内)があるが、その付近一帯は土肥実平の館があったと伝えられている。また、北西背後にそびえる標高約563mの城山山頂には土肥城跡が残されているが、土肥氏の城跡であるかは定かで...
概要現在、放映中の2022年(令和4年)NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では土肥実平、大庭景親、梶原景時、三浦義村などの相模の武士が多数登場し重要な役割を演じている。相模武士団の多くは藤原秀郷や桓武平氏の平良文・良兼、平貞盛の流れをくみ、...