世界各地の「星形城郭」の解説~発展から衰退、そして文化遺産へ~
星形城郭の概要北海道函館の五稜郭や長野県佐久市にある龍岡城は、これまでの我が国の城郭とは異なり、五つの角を持つ星形をしている。こうした城郭は15世紀半ば以降のイタリアで発生し、17世紀後半、世界各地で急速に発展・普及していった築城様式である...
星形城郭の概要北海道函館の五稜郭や長野県佐久市にある龍岡城は、これまでの我が国の城郭とは異なり、五つの角を持つ星形をしている。こうした城郭は15世紀半ば以降のイタリアで発生し、17世紀後半、世界各地で急速に発展・普及していった築城様式である...
概要江戸時代末に北海道の箱館(現函館)に星型稜堡をもつ西洋式城郭として五稜郭が築城された。函館の五稜郭は、城内の箱館奉行所や戊辰戦争(1868年~1869年)の最終局面である箱館戦争の舞台として国内外によく知られている。現在は国の特別史跡と...
五稜郭の築城日本の城は弥生時代の環濠集落から古代の山城・水城(みずき)、城柵(じょうさく)などを経て、中世になる堀と土塁からなる館・山城などが全国各地に築かれた。現在、全国に3万~4万の城があったとされているが、その大半は中世の城である。安...