【徳川家康と城】「天下普請」の城・篠山城の解説~縄張(構造)や築城経緯からみる特徴を中心として~
篠山城の現状篠山(ささやま)城(兵庫県丹波篠山市)は1609年(慶長14年)3月に、徳川家康の命によって山陰・山陽へ通じる要衝である篠山に「天下普請(ぶしん)」で築城された平山城である。1956年(昭和31年)12月には、方形状の曲輪が同心...
篠山城の現状篠山(ささやま)城(兵庫県丹波篠山市)は1609年(慶長14年)3月に、徳川家康の命によって山陰・山陽へ通じる要衝である篠山に「天下普請(ぶしん)」で築城された平山城である。1956年(昭和31年)12月には、方形状の曲輪が同心...
天下普請による築城全国統一を果たした豊臣秀吉が1598年(慶長3年)に没すると、五大老筆頭の徳川家康と五奉行の石田三成の対立が激化した。1600年(慶長5年)、石田三成が五大老の毛利輝元を盟主に挙兵すると、徳川家康は福島正則・黒田長政らの豊...
江戸城天守の概要現在、江戸城の本丸の西北端近く、北桔橋(きたはねばし)門の正面に位置する天守台は、明暦の大火(1657年)後の1658年(万治1年)9月に再建された天守台が基となっている。その後、1860年(万延1年)の小天守台を縮小する工...
江戸城の概要 江戸城(東京都千代田区)は江戸幕府の政庁が置かれて政治の中心であり、また徳川将軍15代の居城でもあった。江戸城の歴史は平安時代に江戸重継(しげつぐ)が館(やかた)を構えたことに始まるとされている。江戸氏が15世紀の動乱のなかで...
松平氏8代の始まり 2023年(令和5年)のNHK大河ドラマ『どうする家康』の主人公・徳川家康が生を受けた松平氏は、三河の松平郷(愛知県豊田市松平町)から始まった。松平郷は、在原信盛(ありはらのぶもり)が開拓して館(「松平館」)を構え、その...
概要小牧・長久手の戦いは1584年(天正12年)3月から11月にかけて、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と織田信雄(のぶかつ)・徳川家康との間でおこなわれた戦いである。尾張(愛知県西部)北部の小牧山と長久手を中心に、尾張南部・美濃(岐阜県)・伊勢...
2023年6月中旬、NHKから大河ドラマ『どうする家康』の第10弾の新キャストが発表されました。そのキャスト群を覗いてみると、尾張織田氏の織田信雄・池田恒興・丹羽長秀など織田信長死後に活動を顕わにする人物に加え、小田原北条氏の北条氏政・氏...
概要2023年(令和5年)1月から放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』は、至るところで決断を迫られ、迷い苦しみながらも前に進んでいく徳川家康の姿を描いている。優柔不断かつ心配性で、精神的に未熟な面をさらけ出すなど、これまでとは異なる徳川...
概要静岡県静岡市の中心街にある駿府城は、徳川家康が二度、居城とした名城である。一度目は1586年(天正14年)から1590年(天正18年)まで、二度目は1607年(慶長12)から1616年(元和2年)に徳川家康が没するまでである。それに伴い...
概要駿府城は静岡県静岡市の中心部に位置し、現在、本丸・二の丸の跡地が「駿府城公園」として整備されている。公園内には東御門(ひがしごもん)や巽櫓(たつみやぐら)、坤櫓(ひつじさるやぐら)が復元され、堀や石垣も比較的よく保存されている。堀につい...