豊臣秀吉による小田原攻めのきっかけの城「名胡桃城」とは ~発掘調査の成果から~
「名胡桃城」は、利根川と赤谷川の合流点から南西の河岸段丘上、標高約 430m のところに位置する中世城郭である。この地は越後方面から三国峠を越えて沼田、中山へ至る交通の要地で、現在も城の南西を国道 17 号バイパス(月夜野バイパス)が通って...
「名胡桃城」は、利根川と赤谷川の合流点から南西の河岸段丘上、標高約 430m のところに位置する中世城郭である。この地は越後方面から三国峠を越えて沼田、中山へ至る交通の要地で、現在も城の南西を国道 17 号バイパス(月夜野バイパス)が通って...
2016年(平成28年)放映のNHK大河ドラマ「真田丸」のオープニングで登場した「岩櫃城」(群馬県吾妻郡)は、1405年(応永12年)に斎藤憲行が築城した難攻不落の堅固な山城である。1563年(永禄6年)に武田信玄の命により真田幸綱(以下、...
2009年8月に公開のアニメ映画「サマーウォーズ」の舞台となった「戸石城」は、上田盆地の北側 標高1300mの東太郎山の先端の尾根上に築かれた堅固・雄大な山城、南の上田平や北東の真田郷を一望できる位置にあり、「戸石城」は南から「砥石」・「本...
真田氏の出自については、主なものとして、①古代の大伴氏説、②禰津氏配下の武士説、③清和源氏説、④滋野氏一族の海野氏説が知られている。①は古代に真田町周辺におかれたとされる「国牧」(律令国家における国営の牧)の管理者である大伴氏がそのまま武士...
真田氏は東信濃の古くからの豪族海野氏の一族で、室町時代から「真田本城」・「松尾古城」(長野県上田市)周辺を本拠地として、戦国時代に真田幸隆、真田昌幸、真田信幸・信繁(幸村)兄弟の三代にわたって、武田・上杉・北条・豊臣・徳川といった大勢力の中...
真田幸隆・真田昌幸や真田信之・真田幸村と言った真田家にもゆかり深い吾妻の岩櫃城(いわびつじょう)。岩櫃城は、最初、鎌倉時代の吾妻太郎助亮が築城したと言う地元の伝承があるが、不明瞭な点が多く、築城年・築城主は不明と言った方が良いだろう。加沢記...
大阪城に入った真田幸村(真田信繁)と真田大助は、豊臣秀頼を守り、1615年、大坂夏の陣にて討死したというのが通常の説です。しかし、敵前を突破して、九州の薩摩まで落ち延びたという伝承もあります。大阪から船に乗って逃れたとされています。まぁ、こ...
松代城松代城(まつしろじょう)は戦国時代には海津城(かいづじょう)と呼ばれていた輪郭式平城で、国の史跡に指定されています。別名は、貝津城、長野城、茅津城(かやつ)とも言います。築城時期は不明ですが、武田信玄が善光寺平に進出すると、ここにあっ...
佐賀県唐津市にある肥前・名護屋城からちょっと離れた、真田昌幸陣跡の「サナダサエモン様の墓」へお参りさせて頂きましたので、その詳細レポートを記しておきたいと思います。NHK大河ドラマ「真田丸」の主人公である真田幸村(真田信繁)を祀ったとされる...
関ヶ原の戦いのまえ、真田昌幸・真田信幸(真田信之)・真田信繁(真田幸村)の親子は、徳川家康が発した会津征伐の号令に従い上田城・沼田城を出発します。大阪城(大坂城)を出た時は、徳川家康らに同行していた真田信繁(真田幸村)も、途中で父・真田昌幸...