【戦国大名と城】城からみた豊臣秀吉の小田原攻め~後北条氏が誇った城郭体制の崩壊~
概要後北条氏は、北条早雲以降5代にわたって勢力を拡大していき、5代・北条氏直の時期には約250万石を領する関東最大の戦国大名となった。本城の小田原城(神奈川県小田原市)を中心に、領国内の重要拠点には支城を置き、本城と支城または各支城の間に「...
概要後北条氏は、北条早雲以降5代にわたって勢力を拡大していき、5代・北条氏直の時期には約250万石を領する関東最大の戦国大名となった。本城の小田原城(神奈川県小田原市)を中心に、領国内の重要拠点には支城を置き、本城と支城または各支城の間に「...
概要戦国大名は領国の拡大に伴い支城体制の確立に努め、戦国大名の居城である本城を中心に、周囲には各地域の拠点となる支城や、出張所にあたる枝城・端城(はじ)などの城郭を整備した。これら支城・枝城・端城の中間地点には、兵員等の移動に伴う駐屯地とし...
概要1467年(応仁元年)に起きた応仁・文明の乱をきっかけに、室町幕府の権力は衰退していき、全国的に戦乱の時代(戦国時代)を迎えた。関東では、1454年(享徳3年)に鎌倉公方・足利成氏(しげうじ)が関東管領・上杉憲忠(のりただ)を謀殺したこ...
概要2022年(令和4年)のNHK大河ドラマは鎌倉幕府2代執権・北条義時(よしとき)が没する場面で終了した。北条義時が没した場所は、鶴岡八幡宮の東南、現在、宝戒寺(ほうかいじ)が所在する一帯にあったという、代々の執権が居住した北条執権邸であ...
概要 北条義時が主人公の2022年(令和4年)のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年7月3日(日)の第26回「悲しむ前に」で源頼朝が謎の死を遂げて前半が終わった。「鎌倉殿の13人」の後半は北条義時と御家人たちの間でパワーゲームが展...
山中城の概要山中城は1568年(永禄11年)頃に、後北条氏により相模(現神奈川県)と駿府・伊豆(現静岡県)国境をめぐる緊張の中で、東海道の抑えとして、あるいは駿河方面へ出陣する際の基地として築城された。その後、防衛力強化のために増築を重ね、...
山中城とは「日本百名城」に選定されている山中城(静岡県三島市)は、戦国時代末期の天文年間から永禄年間(1530年~1560年頃)に関東の覇者・後北条氏によって築城された。箱根外輪山の西側の中腹、東海道沿いの標高580mの尾根上の東西500m...
概要豊臣秀吉の小田原攻めの際、北国勢に属した真田昌幸と信幸・信繁父子は、「松井田城」(群馬県安中市松井田町)・「箕輪城」(群馬県高崎市箕郷町)など上野(こうずけ)にある北条氏の城攻めで活躍した。その後も「鉢形城」(埼玉県大里郡寄居町大字鉢形...
真田信之(さなだ-のぶゆき)は、武藤喜兵衛(真田昌幸)の嫡男として1566年に生まれた。幼名は源三郎。母は山手殿。父・武藤喜兵衛は、真田幸隆の3男であったことから、武藤三郎左衛門尉の養子となっており、騎馬15騎、足軽30人を率いる足軽大将と...